結婚相手に有責を認めさせるのに大苦戦

私は40代の男性ですが、30代半ばの妹が離婚する時に大苦戦をしました。
離婚事由は妹の夫、私からすると義弟の行いがひどかったからです。
もっと早く私が気づいていればよかったんですけど、妹は結婚生活の愚痴や弱音を吐かなかったので気づけませんでした。気づいたのは、妹の様子がおかしくなってからです。

義弟が妹に殴る蹴るのDVをしたり、生活費は入れずに給料は義弟が遊びで全部使ってしまう経済DV、さらに毎日のようの飲み屋街に行って浮気三昧までしていたようです。生活費は妹が働いて捻出していたようですが、仕事と家事とでボロボロに擦り切れていました。

妹の様子が変なので病院に連れていったら即入院となり、病院で落ち着いてからこういう事情をしったというわけです。そんな結婚生活をさせられるわけもなく、私は離婚させようと努力しました。三ヶ月ほど病院で過ごすと妹は落ち着いてきたので、妹に離婚したいか確認すると離婚したいとのこと。
で、私が妹の代理として義弟と話し合いをしたわけですが、何で妹が追い詰められたか、入院までしてるか全然理解してないんです。

あまりにも話しが通じないので、紙に要点や流れを書いて義弟が悪い、義弟が有責なので離婚時には慰謝料の支払い義務もあると説明しました。でもまったく理解してもらえません。
義弟の両親から話をしてもらえれば・・と思って義弟両親にも話をしましたが、これまた話は通じません。
というか義両親は息子の嫁は奴隷だと考えてるような人(年齢は50代後半なのに、戦前のような考え方の持ち主)なので、息子(義弟)は悪くない、むしろ息子に不満を感じさせる嫁(妹)が悪いとまで言う始末。
こんな考えをしてる義弟両親の影響を受け、義弟も一般人離れした考えの持ち主となったんでしょう。

結局私が何を言っても無駄だと感じ、姫路の離婚専門の弁護士に依頼しました。
弁護士からの一言で一応納得してもらえましたが、内心はすごく不満そうでした。
義弟は自分の所業を反省してないようで、弁護士を雇いやがって!といった不満を口走ってましたからね。
なんだかんだと入院から一年で妹は退院し、退院数日後に正式に離婚出来ました。

世の中こんな異常者もいるんだなと改めて驚きましたし、弁護士に頼ってよかったと心の底から感じました。